組織と一会社員の関係 |
アメリカの会社員2万3千人を対象に調査した結果があります。xQサーベイと言って、既にご存知の方もおられると思います。 自分が所属している組織の方向や自分に願われている役割分担とかをどれだけ認識しているだろうか、と言う観点で調査しています。 調査結果 1.自分の属する組織が達成しようとしていることとその理由をはっきり理解している人=37% 2.チームや組織の目標達成に熱意を持っている人=20% 3.自分の目下の課題とチームや組織の目標との間に明確な見通しを持っている人=20% 4.週末に振り返ってみて、自分が成し遂げた仕事に満足できる人=50% 5.主要な目標を達成する上で、組織が自分の能力をフルに発揮させてくれていると感じている人=15% 6.強い信頼関係で結ばれた職場環境だと感じている人=15% 7.異なる意見を尊重し、新しいより良いアイデアを生むような開かれたコミュニケーションを組織が奨励していると感じている人=17% 8.社員は組織から結果の説明責任を求められていると感じている人=10% 9.組織を完全に信頼している人=20% 10.組織内のほかのグループや部署との間に高い信頼性と高度な協力関係があると感じている人=13% この結果は驚きであると解説されています。 なぜならば、この結果を11人のサッカーチームに例えてみるとわかります。 1.自分が所属しているチームが試合をしている理由を理解している人=4人 2.勝とうと思っている人=2人 3.勝つために見通し(戦術、作戦)を持っている人=2人 ・・・ 5.チーム監督との信頼関係があると感じている人=1人 6.チームの一体化を感じている人=1人 ・・・ このようなサッカーチームが試合に勝つことが出来るのでしょうか。 職場での人間関係とスポーツでの人間関係は違うので、同じことは言えないと思われるでしょう。 しかし、現実に働く職場においては「組織」と「社員」との間に調査結果のような関係があったということです。 世界の一流企業の経営者たちは、既にこのようなところに目をつけて社内の改善改革を毎日のごとくおこなっています。 いわんや、社員数の少ない中小企業においても『毎日が改善改革』をモットーにしていかなくて勝ち残ることは出来るのでしょうか。 |
by dai3eigyo
| 2005-06-18 11:13
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